足の大切さ
人は体表面積の1%の足裏(接地面)で立っていると言われています。
さらに足の骨の一部である足根骨は全身の体重の約90%を支えています。
人は足を動かすことによって、歩いたり走ったり、ふんばったりジャンプしたり、いろいろな動作をします。
日頃行なっているこれらの何気ない動作の一つ一つに、毎日どれくらいの負荷がその1%の足裏にかかっているか想像してみてください。
きっと足の大切さに改めて気づくことと思います。
“歩く” それは一番大切なこと
足の働きで一番大切な動作は歩くことです。
この歩行といういたって平凡な動作は、私たちの身体にとって非常に大切なポイントです。
「足は第二の心臓」といわれます。これは足が心臓と同じような役割を果たしているためです。心臓から一番遠い位置にある足は、歩く動作によって筋肉が収縮し、ポンプのように血液を上に押し上げて血液を全身に巡らせているのです。
きつい靴を毎日履いたり、足に不都合があったり、足裏全体を使って歩いていないいわゆる「ペンギン歩行」では、血液の循環が悪くなり、いろいろな老廃物やコレステロールが血管の内側に沈着して硬化していきます。
合わない靴を履くことで、冷え、むくみ、多汗など、さまざまなトラブルを引き起こします。
また、さまざまな病気に関連する「血流」には、実は足も深く関係しているのです。
足の不都合が及ぼす体への影響
足は人の全体重を支えています。人間の体は「積み木」に例えられます。もしもその土台が靴によってグラつくと、膝、股関節、腰、背骨、首など、足だけではなく体全体にまで影響を及ぼし、膝痛、股関節痛、腰痛、肩こり、頭痛などを引き起こす場合もあります。
「合わない靴」とは、小さ過ぎたり大き過ぎたりする靴、幅が合わない靴、足先が窮屈な靴、用途を間違えて使用する靴、「ゆったり」「グニャグニャ」のやわらかい靴などが挙げられます。
例えば、毎日の仕事履きに足に合わない靴を履いて過ごすと、血行不良や外反母趾などの足の変形、腰痛、偏頭痛など様々な障害を引き起こす原因になりかねません。
頻繁に使う靴ほど機能性を重視することが大切です。
では、どのような靴が足に合うのでしょうか?
足に合う靴を知るためには、まず自分の足を知ること、それが一番大切です。
靴選びの第一歩は、自分の足を知ること
足に合う靴を選ぶためには、自分の足を知ることから始まります。
人の足は百人百様です。足の長さや幅はもちろん、指の長さ、足先の形、土踏まずの高さや長さ、体重のかかり方、重心の位置、歩き癖など、人によって違います。
そのため、あらゆる角度から足を分析し、把握する必要があります。
まず自分の足を知ることです。それから足に合った靴を選びましょう。
自分の足に合う靴を履く!
毎日履く靴だからこそ、日々の生活にも影響します。
足に合う快適な靴を履くことは、快適な毎日を過ごすことにつながります。
足元を気にせず歩けることは、実はとっても楽で幸せなことなのです。
さらに足に合う靴は、足の健康維持、トラブル予防にもつながります。
いつまでも元気に歩けるように、ぜひ足に合う靴を履いて毎日を明るく楽しく過ごしてください。
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